銀行預金の不毛さに気付こう
銀行貯金の金利が低いのは多くの方がご存じでしょう。それでも日本人は資産の半分以上を銀行貯金で持っているケースが多いです。
寝かせているだけでお金が増える資産運用は損失を出す恐れがあり、銀行貯金は銀行が破綻しない限りは資産が減らない安心感があります。
銀行貯金が堅実な資産管理であることは否定しませんが、長期化する超低金利時代によって銀行貯金の不毛さが際立っています。
昨今は金融のIT化・投資商品の多様化などによって、年利1~5%であれば比較的低リスクで資産運用できる手法が増えました。
こうした時代の変化を認識して銀行貯金の不毛さに気付いてください。
金利・利回りの比較
1,000万円の資金を運用した際に、金利差で将来の資産がどのように変わるのかシミュレーションした結果をご覧ください。
主な運用先 | 銀行の普通貯金 |
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1年後 | 1,000万100円 |
10年後 | 1,000万1,000円 |
主な運用先 | 銀行の普通貯金 |
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1年後 | 1,000万200円 |
10年後 | 1,000万2,000円 |
主な運用先 | 銀行1年もの定期のキャンペーン |
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1年後 | 1,002万円 |
10年後 | - |
主な運用先 | 優良銘柄株の配当を狙った長期運用、不動産投資の経費を差し引いた利益など |
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1年後 | 1,020万円 |
10年後 | 12,189,944円 |
主な運用先 | 投資信託など |
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1年後 | 1,050万円 |
10年後 | 16,288,946円 |
銀行貯金は全く育たない
銀行貯金は定期で10年預けても資産はほとんど増えません。預け入れ資産の金額や運用期間を問わず、将来の生活環境に変化を与えるだけの利益を出すのは困難です。
手堅い資産運用で達成できる年利2%の条件で運用した場合でも、複利効果によって10年後には200万円(20%)以上も資産が増えます。
分散投資でリスク回避
資産運用は低リスクと言われている投資商品であっても、期待できる利益以上の損失リスクを抱えているものです。
予測困難な状況へ発展することもあるので、損失リスクが0.1%でもあれば万一のことを考えて慎重に投資判断してください。
資産運用する際は分散投資してポートフォリオで管理することでリスクを軽減できます。
たとえば期待利回り5%で一部で僅かな損失を出す可能性もある投資商品を複数併用した場合、一定割合で損失が出ても全体で利回り2~3%の利益を確保できる可能性が高いです。
仮に2%の年利で資産運用しようと思った場合、期待利回り2%の投資商品へ全力投資するだけではなく、一部で損失を出す恐れもある高利回りの投資商品を組み合わせ、全体で2%を確保する可能性が高い運用法とも比較検討してみてください。
年利2~5%程度であれば、比較的低リスクで資産運用する方法がたくさんありますよ!
複利効果の重要性
シミュレーションをご覧になれば分かる通り、高利回りで資産運用すれば複利効果で資産を大きく増やせます。
万一、思っていた利回りが出なかった場合は1年目で撤退すれば損失を限定でき、損失を出し続けた状況で運用を続ければ元本が減る分だけ損失割合が少なくなります。
たとえば1,000万円を年利2%で10年運用した場合は10年後に約219万円の利益が出ますが、-2%で10年運用した場合の損失額は約183万円です。
もちろん想定以上の損失を出すこともありますが、長い時間軸で資産運用し、損失を出したら撤退するなどのルールを作ればローリスク・ハイリターンの資産運用が可能になります。
1,000万円を定期貯金で10年預けても2,000円しか増えない不毛さを理解し、多少の損失リスクを認識した上で10年後に数百万円の利益を目指せる資産運用に挑戦してみてはいかがでしょうか?
現在持っている資産がない場合でも、積立運用することで将来的に大きな資産を築けますよ!